発達障がいについて

 

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発達障がいとは、生まれつきの脳機能の発達のかたよりによる障害です。 得意・不得意の凸凹 ( でこぼこ ) と、その人が過ごす環境や周囲の人とのかかわりのミスマッ チから、社会生活に困難が発生します。発達障がいは外見からは分かりにくく、その症状 や困りごとは十人十色です。

環境を調整し、特性に合った学びの機会を用意することで、軽減されると言われています。 お子さまと周囲の人がその子の個性・能力・希望など理解した上で、その子に合ったサポー トをしていくことが大切です。

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発達障害の3つのタイプ

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発達障がいは一人ひとり症状や特性が異なり、様々な特性を併せ持っている人もいますが、 大きく分けて以下の3つのタイプに分類されます。

●自閉症スペクトラム障がい(ASD)

自閉症スペクトラム障がいは先天的な発達障がいの 1 つで、特徴として 1社会性と対人関係の障がい 2コミュニケーションや言葉の発達の遅れ
3行動や興味の偏り

の 3 つがあるといわれています。

従来、世界保健機関(WHO)の定めた国際疾病分類(ICD)やアメリカ精神医学会の精神 疾患の診断・統計マニュアル(DSM)では、アスペルガー症候群などとともに広汎性発達 障がいというカテゴリーのもと自閉症という診断が位置づけられていました。2013 年に刊 行された「DSM-5」では、自閉症という障がい名は廃止され、自閉スペクトラム症/自閉 症スペクトラム障がいの障がい名のもとに統合されました。

●ADHD(注意欠如・多動性障がい)

ADHD は、注意欠如・多動症 / 注意欠如・多動性障がいとも呼ばれ、不注意(集中力がない)、 多動性(じっとしていられない)、衝動性(思いつくと行動してしまう)といった症状が見 られる障がいです。ADHD は、これらの要素の現れ方の傾向は、「不注意優勢に存在」「多動・ 衝動優勢に存在」「混合して存在」というように人によって異なります。以前は「注意欠陥・ 多動性障がい」という診断名でしたが、2013 年に刊行された「DSM-5」で、「注意欠如・ 多動症 / 注意欠如・多動性障がい」に変更されました。

●学習障がい(LD)

学習障がい (Learning Disability:LD) とは、全般的な知的発達に遅れがないものの、「聞く」 「話す」「読む」「書く」「計算・推論する」能力に困難が生じる発達障がいのことです。LD

のタイプは読字障がい(ディスレクシア)、書字障がい(ディスグラフィア)、算数障がい(ディ スカリキュリア)に分かれています。

人によって症状の表れ方が異なったり、意識しないと気づかれにくいことも多く診断が難 しい障がいでもあります。学習障がいは、何らかの脳機能の障がいが想定されていますが、 脳の部位や原因は特定されていません。

発達障がいかなと思ったら

発達障がいは気付いた段階から個々の発達や特性に合わせた支援と教育をおこなうことが 大切であるといわれています。そのためには日常生活の中で困りごとがあり、発達障がい かもしれない?と思った時に相談をすることが重要となります。

不安がある場合は、お気軽にご相談ください。 どのような検査が最適か。どういった施設で実施できるのか。公的支援の方法や申請方法 など、詳しい内容をご案内いたします。

 

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